AIの活用について感じたこと
当事務所でAIをいろいろ試してみた結果、便利だなと感じたことや、正直そこまでではないなと思った部分をまとめてみます。
税務の質問にAIを使ってみて
ChatGPTは税務の基本的な質問をすると、そこそこの答えを返してくれます。正直、私はGoogle検索の方がいくつもの資料やソースを確認できるので信頼しやすいと感じるのですが、検索が苦手な方にとってはChatGPTの方が簡単で良いのかなと思います。それに、最近のChatGPTは少しずつ回答の精度が上がってきているようで、日々進化しているのを実感します。
メールの返信案を作るとき
AIにメールの返信案を考えさせることがあります。特に、「名字が変わりました」とか、訃報を受けたときとか、どう返信していいかわからない状況では助かりました。難しい場面で「とりあえずChatGPTに聞いてみる」というのは意外とありだなと思っています。もちろんそのまま使うことは少ないですが、手がかりになる案をくれるのはありがたいです。
長文の下書きに使ってみて
長文を書かせると、AIは見た目がきれいな文章を作ってきます。ただ、出てくる内容が当たり障りのないものや、余計な情報が多いので、かなり手を入れる必要があります。AIに下書きを書いてもらっていると、そんな不満はありますが、部下に下書きを頼んだときと比べると、時間もかからないし、すぐに書き直してもらえるし・・・。
経営相談の壁打ちとして
会計や税務以外の経営相談を受けることも多いのですが、そういうときにChatGPTを使うと、新しいアイデアをもらえることがあります。特に「新規事業のアイデアを教えて」と聞くと、抜け漏れなくリスト化してくれるのが面白いです。個人的には「自分の頭の整理用」として活用している感じです。
英語関連の活用
AIが英語に強いのは本当に助かります。英文メールの返信を考えるときや、長い英文PDFを日本語で要約してもらうときには、圧倒的に便利です。失礼ながら「英語、うまいな」と感心させられることも多く、かなりの時間が節約できます。
Deeplを使ってみて
翻訳にはDeeplをよく使っています。英語が得意でない人でも、Deeplを通すとだいたい分かる日本語にしてくれるので、社内でも重宝しています。また、自分が英語で微妙なニュアンスを伝えたいときに、日本語をまず考えてDeeplで英語にするのも便利です。Deeplが出力する英語がいまいちだと感じるときがあるのですが、大体は元の日本語が原因なことが多いので、日本語を直すとイメージ通りの英語にしてくれます。以前使っていたGoogle翻訳に比べても、かなり精度が高い感じがします。。
これからのAIとの付き合い方
AIは万能ではありませんが、確実に便利になっています。これからも、仕事の中で活用できるところは積極的に使っていきたいと思っています。まだまだ進化しそうなので、それがどんな形で私たちの業務に影響を与えるのか、楽しみです。