こんにちは、左右公認会計士事務所のSです。
今年の夏、7月から9月にかけて、大阪・関西万博に3回ほど足を運ぶ機会がありました。今回は会計事務所的な内容からは一旦離れて、万博で訪れたパビリオンで感じたことや、印象に残ったことをご紹介できればと思います。
1. 海外パビリオン
訪れた海外パビリオンは、ベトナム、カタール、UAE、チェコ、オマーン、ハンガリー、スペイン、サウジアラビア、バーラト(インド)、バングラディシュなどです。
各国の展示はさまざまで、日本との歴史的なつながりや交流を紹介する国もあれば、自国の産業や文化の強みを強調する国もありました。
先進国とされる国々は独立したパビリオンを持つ一方、コモンズに小さなブースだけ設置している国もあります。さらに、ブースの中に所狭しと民芸品を置き、次々に販売する国がある反面、ブースがほぼ空っぽで、ほとんど何も置かれていないような国もありました。また、名前は知っていても展示がない国もあります。そういった所からも、各国の状況や情勢、国際社会とのかかわり方の特徴が垣間見えるようでした。
しかし、コモンズも含めると、これほど多くの国々に実際に訪れることは、今後の人生をかけても難しいでしょうから、雰囲気だけでも味わうことができたのは貴重な経験でした。
個人的な感想にはなりますが、サウジアラビア、カタール、UAE、オマーン等、中東の天然資源産出国は、パビリオンの作りも豪華で美しく「さすがの経済力だな!」という印象を持ちました。また、経済的な発展はしているであろうものの、気候や宗教等の影響か、服装や建物、食べ物等の文化は日本や欧米とは全く異なりますし、普段の生活で見慣れないものでもあった為、とても興味深かったです。
また、今回は日本館には行きませんでしたが、海外の万博で日本がどういった展示をしているのかは少し気になりました。日本が世界に発信する日本の特色とは何なのか。また、それを外国の人たちが見たときに、果たして魅力的なものなのかそうでもないのか。自国の立ち位置を客観的に見ることは、意外と難しいですね。
2. 国内企業パビリオン
国内企業パビリオンでは、NTTやPanasonic、PASONA NATUREVERSEなどを訪問しました。
企業単位でテーマを明確に打ち出しているため、内容が一貫してわかりやすく、展示の設計も丁寧です。難しいことを考えずとも、受動的に楽しめるエンターテイメント性の高さがあり、同行した家族や友人を含め、満足度は高めでした
最新技術を体験したり、未来の生活を感じられる展示も多く、明るい気持ちになれたり、「いいものを見たな」という充実感を得やすいのも特徴でした。ここでの展示内容が、いずれ実生活にまで浸透してくるのを期待して待ちたいと思います。
3. シグネチャーパビリオン
シグネチャーパビリオンは「いのち」をテーマにした展示のようでした。予約を取り入ることができたのはnull²だけでしたが、その1か所だけでも、プロデューサー本人の尖った表現や思想が色濃く出ているのを感じられました。ゆえに、他のパビリオンよりも理解に時間がかかる部分もあり、私は帰ってきてから色々と復習を試みたものの、正直未だに呑み込めていません…。頭のいい人が考えることはすごいなぁ、という感じで、ソクラテスに「無知の知」を自覚させられた古代ギリシャ人の気分です。
しかし、来場者に何かを考えるきっかけを与えるという点では成功していると思います。どのシグネチャーパビリオンも人気があり1つしか回れませんでしたが、他の作品も見てみたかったです。
4.そのほか
猛暑の中での移動や待ち時間が心配でしたが、大屋根リングの下は日中も日陰になっており、風もあったため、想像以上に快適に過ごせました。また、トイレもどこも綺麗で数も多く設置されており、ゴミ箱も溢れているところは見かけませんでした。こうした細かな配慮がなされているところは、日本らしいなと感じました。
ところで、皆さんは公式キャラクターを務めたミャクミャクはお好きですか?発表最初はデザインが奇抜すぎてあまり受け入れられていなかったように思いますが、開催期間を通して、特に現地関西を中心に人気が出ているようで嬉しいです。私は元々好きだったタイプなので、会場内でもマスコットをひとつゲットしてきました。モチモチした形でかわいいので、よければ見ていってください。

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